- 2008-05-18 (日) 19:37
MacbookのバックアップにはTime Machineを使っています。Time Machineはとても便利なのですが、バックアップ先として利用できるディスクに制限があり、LAN内のサーバへSMB経由でバックアップするといったことはできません。仕方がないのでUSB接続の外付けHDDを使っているのですが、毎回USBケーブルを指すのが面倒だなぁと思っていました。
少し調べてみると、iscsiで接続したHDDならばTimeMachineのバックアップ先として利用できる模様。意外と簡単に実現できるようなので、週末に試してみました。
以下のような手順になります。
- サーバに iSCSI Enterprise Targetをインストール
- MacBookから iSCSI Initiator for Mac OS Xで接続
1.iscsi Targetの設定
まずはiscsi Target(サーバ側)の準備。今回はLAN内にあるサーバ(CentOS)にiSCSI Enterprise Targetをインストールして利用します。ここで一つ問題が。SCSI Enterprise Targetを使うには、カーネルのバージョンが2.6.14以降でなくてなならないらしい。
The software requires a host running the Linux operating system with a kernel version of 2.6.14 or later.
iSCSI Enterprise Target
現在利用しているCentOS 4.6 (カーネル:2.6.9)では利用できない。良い機会なので、CentOS 5.1へアップデートしました。
続いてiSCSI Enterprise Target のインストール。SourceForge のプロジェクトページ から最新版(バージョン 0.4.16)をダウンロードし、インストール。 /etc/ietd.conf を適所設定して、サービス iscsi-target を起動。
参考にさせていただいたサイト
- 貧乏人のためのboot-from-SAN (2) iSCSI Target編 - Ogawa::Memoranda
- CentOS 5.0 で iSCSI 構築
- STBBS.NET blog: Mac OS X用のiSCSIイニシエータとLinuxのiSCSITarget
- Time Machine で iSCSI にバックアップ - 酒日記 はてな支店
2.iscsi initiatorの設定
続いて iscsi Initiator(クライアント、MacBook側)のインストール。iSCSI Initiator for Mac OS Xをダウンロードし、インストールします。
準備が整ったら、iscsi Initiatorを起動し、サーバのIPアドレス、Targetの名前を指定してiscsi Targetに接続。無事接続されれば、あとは一般のHDDのように扱えます。Disk Utiltyを使ってフォーマットすると、Finderから確認することができました。TimeMachineも試してみましたが、問題無く動作しました。
参考にさせていただいたサイト
- MOONGIFT: » Mac OSXでiSCSI「globalSAN」:オープンソースを毎日紹介
- STBBS.NET blog: Mac OS X用のiSCSIイニシエータとLinuxのiSCSITarget その3
ベンチマーク
Xbenchでベンチマークをしてみました。
あまり面白くない結果ですが、iscsi接続のHDDでも、内蔵HDDと同程度のスピードが出ることが分かりました。STBBS.NET blog: Mac OS X用のiSCSIイニシエータとLinuxのiSCSITarget その4によるとRaid0のHDDだともっと早いらしい。すごい!羨ましい!
VMWareのVirtual Machineをiscsiからbootしたり等、iscsiは他にも面白い使い方がいろいろありそうなので、また遊んでみたいと思います。
Comments:0
Trackbacks:0
- Trackback URL for this entry
- http://juyama.net/2008/05/18/88/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- iscsiを試す from juyama.net


